【AI×開発】8時間で異世界構築。3Dレーシング「NEON GLIDE OVER」とテクノの鼓動
先週公開した「Neon Breaker(ブロック崩し)」が、思いのほか多くの方に楽しんでいただけたようで。すっかり気を良くした私は、またしても「大人の自由研究」に没頭してしまいました。
今回のテーマは「スピード」と「音楽」の融合。3Dレーシングゲーム「NEON GLIDE OVER」です。
近頃、心臓の鼓動が速くなるような刺激、足りていますか?階段の上り下りで息を切らすのとは違う、あの心地よい高揚感です。スマホでサクッと、でもできればお気に入りのイヤホンを装着して。音量を少しだけ上げて、没入してみてください。
(※PC・スマホ両対応。ぜひ音ありで!)
究極のシンプル操作で、光の速さを手に入れる
操作方法は、かつてのアーケードゲームのように至ってシンプルです。
- スマートフォン: 画面を左右にスワイプしてハンドリング。押しっぱなしでアクセル全開です。
- PC: マウスドラッグ、またはキーボードの矢印キーで操作。
全3ラップのタイムアタック。障害物を鮮やかに避け、最短ルートを駆け抜けてください。ダメージを受けすぎると「SHIELD」が消失し、リタイアとなります。
マシンはAからDまでの4タイプ。特にタイプDは、制御の難しいじゃじゃ馬ですが、乗りこなした先には至高のハイスコアが待っています。
コンセプトは「80’s サイバーパンク」への憧憬
今作の舞台は、どこか懐かしくも新しい、レトロフューチャーな近未来です。
振り返れば、私たちの世代は常にレーシングゲームと共にありました。ファミコンに熱中した幼少期から、ゲームセンターで「ファイナルラップ」や「リッジレーサー」の筐体にコインを積んだ日々。そしてPSの「ワイプアウト」が提示した、クールな浮遊感……。最近のリアル志向な作品も素晴らしいですが、私たちが本当に夢見たのは、もっと無機質で、ヒリつくほど尖った「夜の景色」だったのではないでしょうか。
今回は、映画『トロン』のような電子世界の美学をベースにしつつ、マシンは子供の頃に憧れた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンになぜか寄ってしまいましたが、これも一つの味ということで。
開発の舞台裏:AIは「最強の制作パートナー」
「3Dゲームを個人で作るなんて、気が遠くなる」と思われるかもしれません。確かに、1からコードを積み上げていたら、私の根気はランチタイムまでもたなかったでしょう。
今回も、開発の相棒はAIエージェントのAntigravity。私が「監督」となり、彼(彼女?)が「熟練のエンジニア」として動く。この役割分担が、個人の制作環境を劇的に変えました。
1.Three.jsと歩んだ、光と眼精疲労の境界線
3Dライブラリ「Three.js」を駆使し、質感の細部までAIと壁打ち。曖昧なオーダーを、AIが的確なコードへと翻訳してくれます。開発時はもっと光り輝くだったのですが、眼精疲労を招くのと、処理が追いつかないため、あきらめました。
2. 速度に呼応する「プロセッサ・テクノ」
一番のこだわりは、Web Audio APIを用いた動的なサウンドシステムです。 「走る速度に合わせてBPM(テンポ)が加速する」という仕組みを実装しました。加速するほどにテクノの鼓動が激しくなり、プレイヤーの心拍数とシンクロする。これはAIからの提案でもありました。
3. アイキャッチと世界観の構築
マシンのコンセプト画像やアイキャッチも、AIにイメージを伝えて生成。技術的な障壁をAIが肩代わりしてくれるからこそ、私は「どんな手触りにするか」という、最も贅沢でクリエイティブな悩みに没頭できたのです。
制作時間はわずか8時間。思い立ちから公開まで
本日の朝、「レーシングゲームを作ろう」と思い立ちました。 AIと対話を重ね、コードを研ぎ澄まし、夕方にはほぼ完成。テストプレイを繰り返し、20時にはこうして公開に至っています。
かつては数ヶ月を要した工程が、わずか1日の「遊び」の中で完結してしまう。このスピード感は、一度味わうと病みつきになります。
最後に:大人の遊びは、これからもっと面白くなる
「NEON GLIDE OVER」、いかがでしたでしょうか。 クリアしたらぜひ、その記録をスコアに刻んでください。
「いい年をした大人が、AIと手を取り合ってゲームを作る」。 そんな風景が、これからどんどん当たり前になっていくでしょう。技術を味方につければ、私たちの想像力にはもう限界なんてないのかもしれません。
次はどんな「遊び」を作ろうか。心地よい疲労感の中で、早くも次の構想にワクワクしています。
この記事が、あなたの「何かを作りたい」という衝動の、小さなきっかけになれば幸いです。




